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第3回シニアアンサンブル全国大会レポート(「ひびきあいVol.19」より抜粋 )

● 平成14年10月13日(日)
● 天童市市民文化会館 大ホール 14:00開演
● ご来場客:1000名
● 出演:8団体、出演者124名
・宇都宮シルバーアンサンブル(26名)
   ロシア民謡メドレー、他
・東京シルバーアンサンブル(墨田シルバー/アンサンブルポニー/足立シルバーの3楽団合計45名、指揮:山本信行先生)
   美空ひばりヒットメドレー、他
・杉並スイング・ノーツ(13名)
   MANBO、HOT THE PREACHER、JAALOUSY、他
・杉並サニー・サウンズ(16名)
   コーヒールンバ、他
・リード・フレンド・マリーネ(メンバー代表3名)
・夢奏会(22名)
   タンゴ「エル・チョクロ」
・合同演奏(124名、指揮:佐々木良純先生)
   四季の調べ、高原列車は行く、上を向いて歩こう



実行委員会からのメッセージ

「夢を奏でた」なが〜い一日

「第3回シニアアンサンブル全国大会」が去る10月13日、天童市市民文化会館で行なわれました。好天に恵まれ1千人の観客と8参加楽団のすばらしい演奏に、ステージと観客が一体となり感動の連続で、「すばらしかった」「高齢の方なのに、みんな生き生きと演奏している姿に感動」「最後の大合奏に感動」等々、多くの方々からお褒めと激励の言葉を頂きました。

 この大会の開催に当たっては、一昨年、天童市での開催指名を頂いて以来2年間、着々と準備を進めて参りましたが、幸い天童市及び関係機関、NHKを始めとした地方テレビ局や新聞各社のご後援を頂き、またヤマハ株式会社ほか多くの地元企業や団体のご協賛を頂き、お陰様で大成功裏に大会を終了出来ましたこと、心から厚くお礼申し上げます。

 連盟の村上理事長や高橋事務局長には長い間、ご助言とご指導を賜りありがとうございました。
参加団体の皆さんには遠地の天童までお越し頂き本当にご苦労様でした。
皆さんに少しでも天童を知ってもらえる絶好のチャンスであり、天童市のPRに又とない機会と、市長始め関係者一丸となって心から歓迎申し上げたつもりです。
しかし、ご不満もあったことと思いますが何卒お許し下さい。
でも、大会終了後、各会長さんより、「とてもよかった」との感想のお便りを頂き恐縮しながらもホッとしているところです。

 連盟の最大のイベントを私共の地、私共の手で無事開催し成功に結び付けた喜びに浸っております。
私たち「夢奏会」のメンバーも「生涯青春」を合言葉に、赤ちゃんバンドで発会、以来10年の節目によくここまでやった喜び、名の如く夢を奏でて来られた喜び、次々と夢が実現して行く喜びに浸って居ります。
これも連盟に加入させて頂いたお陰で、音楽を通して多くの友人が出来、友情の輪を広げることが出来たことに心から感謝申し上げます。

 来年は横浜でお会い出来ますことを楽しみにして居ります。横浜大会のご成功をご祈念申し上げます。ありがとうございました。

  大会実行委員長 鈴木 孝侑(「ひびきあいVol.19」より引用 ) 


生まれて初めてバイオリンをてにして

会長の鈴木孝侑さんは、私が住職をしている妙法寺の檀家総代を務めており、寺門運営にはなくてなならない方で、私的にもご指導ご交際を頂いている方です。

そのような関係から、夢奏会発足のとき名前だけの会員となりました。
数年の間は、演奏会・新年会・花見・1泊2日にわたる総練習・山形名物のいも煮会・忘年会等には出席して居りました。

そのうちに、楽器を手にするのが初めてで、楽譜も読めなかった会員が日に日に上達して行くのが分かります。
発表会ごとにレパートリーもどんどん増えて行きます。

そのような様子を見ているうちに、名前だけの会員では物足りなく、つまらないことに気づきました。
それで生まれて初めてバイオリンを手にすることになりました。

「なんでバイオリンを選んだんですか」と聞かれれば、「なんとなくカッコいいから」という、実に単純な理由が答えです。
それからは、朝6時に鈴木会長にわざわざお寺までおいで頂いて、本堂で練習を始めました。
バイオリンてこんなに難しいものなのか、音を出すということがこれほど難儀なことなのかと愕然としました。
それからは悪戦苦闘、一番苦労したのが練習時間を見つけ出すことでした。

思えば昭和49年秋、天童市市民文化会館が完成したとき、私は41歳で初代館長になりました。
そして、少年少女合唱団を結成したり、ジュニアオーケストラを作ったりしました。
その時、何時かこの舞台に立つ時があれば楽器を持って立ちたいものだと、叶わぬ夢を見たこともありました。
シニアアンサンブル全国大会が天童市で開催されたお陰で、30年振りにその夢が現実のものとなりました。
71年の生涯で、本当に夢を奏でたのです。

鈴木会長さん、ありがとうございました。
大会に参加された皆さん、天童市民に感動を与えて下さりありがとうございました。

  大会副実行委員長 矢吹 海慶(「ひびきあいVol.19」より引用 ) 


文化都市「天童市万歳」

「シニアいきいきコンサート」を終えて、いま250枚もの写真の整理をしている。
私の友人二人が撮ってくれたもので、記念に欲しい方のためにすぐ焼き増し出来るよう各楽団別にアルバムを作り、そのネガを整理した。
演奏者の真剣な顔、観客の笑顔、そして打ち上げパーティでのくつろいでいる明るい笑顔、一枚一枚見ているだけで、またあの雰囲気がよみがえり、新たに感動を覚える。

まだ市内に「とっても良かった」「感動したよ」と、あのコンサートの余韻が残り話題になっている。
また演奏者の皆さんから、感謝のお手紙などを頂き、つくづくやって良かったと思うのは私ばかりではなく夢奏会全員の気持ちだと思う。
また良く出来たものだとも考える。

東北の片田舎、人口6万の小さな都市で東京の2回に次ぐ第3回の全国大会、終わってみてその重大さを感じている。
実行委員長を中心に何回も委員会を開き、お客さんに喜んでもらえるよう、また、遠くから来られる演奏者の皆さんに喜んでもらい、「天童は良かった」と言って頂けるようにと、意を尽くし落ち度のないようにチェックしながら準備してきたことが、また楽しい思い出となった。

天童市は「人輝き誇りと生きがいのもてるまち」を目指し、健康でうるおいのある文化のまちづくりを行っている市として、この全国大会を受け入れ、積極的に後援して頂き、また市民の皆さんが応援してくれたこと、これなくしては今回の大会は成功しなかったと思う。
またこういう事が出来ると言うことが文化なんだとつくづく感じ天童市を誇りに思う。
《天童市万歳》である。

最後に兄を褒めるわけではないが、今回の成功は実行委員長(私の兄)のこれまでの生きざま、また人徳のなせる業で弟として誇りに思い、長生きしてもらうことと、連盟の更なる発展を祈ってやまない。

  夢奏会副会長 鈴木 宏次(「ひびきあいVol.19」より引用 ) 


天童市への名曲のプレゼントの感謝

今回天童市で開催された第3回全国大会に参加された各楽団の皆様、はるばる遠方よりお越し頂き大会を最高に盛り上げて下さりありがとうございました。
観客の方々は次々と繰り広げられる懐かしい名曲に文字通り心を奪われ、最後まで本当に楽しそうでした。フィナーレの時は会場が一つになっていたと思います。当地にて過去これほど市民を喜ばせたコンサートは無かった位の反響でした。
実際、出演された各楽団の演奏は、第1回、第2回大会に増して更にとても素晴らしいものでした。よほど気合いを入れて長期間の練習と準備をされたのではないでしょうか。

今回、私は鈴木孝侑会長から命を受けて、打ち上げ懇親会の司会を引き受けさせて頂きました。参加された方々の本番の疲れを心身ともに癒し且つ楽しめる企画は無いものかと、会長の弟の宏次さんと考え、あのような楽しい内容になりました。
各楽団毎のテーブル席とし、名札も作ってみました。他楽団との交流は充分になされましたでしょうか。
また、さすがに各楽団の腕前は素晴らしく、懇親会のステージ上で披露して下さったアドリブはすごいと思いました。
とにかく本番、懇親会を含めて、皆様の良き思い出の1ページになって頂けましたらこんなに嬉しいことはございません。

天童市は素朴な温泉町ではありますが、今後、音楽文化の面でも益々向上して行けたら更に楽しく充実した地域になると思っております。
私などまだ若輩者ですが、今回のイベントを担当して多くの諸先輩の方々と交流させて頂き、それがとても大きな人生の宝だと感じております。
それでは皆様の音楽を通しての益々の健康増進を祈りつつ、お礼の言葉とさせて頂きます。
また近々どこかで笑顔でお会いしましょう。ブラボー!

  夢奏会会員 鞍掛 彰秀(「ひびきあいVol.19」より引用 )

 






出演楽団からのメッセージ

シニアアンサンブル全国大会を終えて

2002年10月13日(日)、この日は夢奏会々員にとって、生涯忘れられない一日となりました。
2年前、東京都西新井文化ホールでの第1回の演奏会を皮切りに、第2回は杉並公会堂で、そして第3回は何と我が町天童ということになりました。

それから1年、そもそも1年という月日はあっという間に過ぎてしまうことは充分承知しながら、どこかに甘えがあったようで、気が付いたらもう大会が目前に迫って居ました。
とにかく選択曲をしっかり演奏できるよう、練習日の出席は勿論、徹底した個人練習をモットーにした日々だったと思います。
それと同時に夢奏会事務局は会長を先頭に諸準備に追われていました。

2002年4月、連盟総会に参加。各楽団の代表の方々のお顔を拝見し、元気に頑張っていらっしゃるんだと推察。
「今年は天童で実施します。一寸遠いかもしれませんが是非参加して、いつものパワーで演奏して下さいね、応援しますから」と心の中でつぶやきました。

総会1日目の夜の交流懇親会で、各楽団の代表の方から楽団の現状や全国大会参加の決意表明(?)があり、地元開催地は何となくプレッシャーを感じてしまいました。
もっとも私たちは我らの鈴木会長に全部お任せ、「ドーンと来い!」です。

総会2日目に演奏会のプログラム最後の合同演奏の練習があり、これまでは山本先生の指揮だったのですが、今年は開催地の方をということで若いけれど熱心に活動している「佐々木さん」に指揮を依頼し同行して頂きました。
初めての顔合わせでしたけれど皆さんに迎えて貰えたようでした。

私たちは皆さんの意気ごみとパワーを全身に受け止めて天童に戻りました。
そして、いい旅、いい演奏をして頂けるよう準備を整えてお待ちすることに致しました。

さて、とうとうその日になり少々ハプニングはあったものの最後まで客席の聴衆の方々と共に素敵な演奏会が出来ました。
それぞれの立場からのご協力で天童にあのような素晴らしい音が響きわたったことに感謝し、更にこの響きの輪が広がって行くことを念じながら夢奏会の会員の一人として活動を続けたいと思います。

  夢奏会 斉藤 正子(「ひびきあいVol.19」より引用 ) 


全日本シニアアンサンブル 第3回全国大会に参加して

私たちのリード・フレンド・マリーネは、今回が2度目の参加でした。全員で参加できれば良かったのですが、都合がありまして3名で参加させて頂きました。

他のグループに比べると3人の出演なので心細いようでしたが、演奏が始まると会場の皆様の歌声が聞こえてきました。そして未熟な私たちの演奏でしたが、うれしくて胸が一杯になりました。
あの感激をいつまでも忘れることはないでしょう。

音楽を通じて多くの人に巡り合うことができました。
音楽は私の生き甲斐でもあり、あと20年30年と続けられればと思っています。天童の素晴らしい自然、人情に触れ本当に楽しい一日でした。

帰りの車窓から三人で何度も天童を振り返りながら家路につきました。皆様に心温まるお世話になりまして、小美濃先生とアコーディオンの高橋さんが「くれぐれもよろしく」と申しております。厚くお礼申し上げます。

12月15日には関東ハーモニカ連盟の第22回みんなの街コンサートが練馬公民館で開催されますが、このコンサートには私たちも毎回出演しています。演奏曲は「ウナセラディ東京」「故郷への憧れ」「宵待草」「マリーネのテーマ」「素敵なあなた」です。

これからもどうぞよろしくお願い致します。末筆でございますが全日本シニアアンサンブル連盟の益々のご発展をお祈り申し上げます。

  リード・フレンド・マリーネ 織茂 ちずる(「ひびきあいVol.19」より引用 ) 


横浜で来年また会いましょう!

第2回目のシニアアンサンブル全国大会が杉並公会堂で楽しく終わり、次は天童で・・と思っているうちに1年間がアッという間に過ぎ、楽しみに待ちながらも胸をドキドキさせて天童へ向かいました。

ところが演奏会の度にお目に掛かる鈴木会長様をはじめ団員の皆様の懐かしく親しいお顔がお出迎え下さり、一度に旅の疲れが取れました。

いよいよ演奏会当日。折角遠方から来たのだ、天童の皆様に喜んで頂けるような演奏をしなければと、また緊張が走ります。
でも天童の皆様の心くばりのある暖かい接待に心が癒されました。

東京シルバーの演奏も無事終了。私たちの気持ちがどの様に会場の皆様に伝わったかと気になりましたが、嬉しいことに大きな拍手を頂き、選曲もよかったと安心しました。
また、打ち上げも盛大に盛り上がり、鈴木会長様はじめ団員の皆様のご協力により立派な大会が出来ましたこと、本当に有り難うございました。

帰りも最上川船下りや羽黒山参りお企画して頂き、大変楽しい旅をして無事帰ることが出来ました。
それにしても天童の楽団の皆様の、これまで東京に来て下さったご苦労に、しみじみ感服致しました。これも音楽を愛するが故ですね。

来年は横浜ですのでまた大変ですが宜しく頑張って下さい。
全国シニアも回を重ねる毎に連盟の皆様と親しくなり、またお会い出来るのを楽しみにして居ります。

  アンサンブルポニー・かつしか 尾池 和江(「ひびきあいVol.19」より引用 ) 


第3回全国大会コンサートによせて

10月13日、天童市市民文化会館大ホールは開場と同時に満杯になり、開演を待つ人たちの熱気を強く感じました。
私は、横手市在住の18年前に仲人をした後輩の先生家族を迎え、出演前まで客席で共に各楽団の演奏を聴きました。
「先生、各アンサンブルの人たちの目の輝きや生き生きとした動きに感動させられ、自分のこれからの人生に希望が持てました」。
50代にはったN氏は音楽の素晴らしさは勿論、演奏者ひとりひとりの姿に深く感動したようです。
奥さんやお子さんたちも、今回の音楽演奏を通して味わった感動は、雪深い東北の地では経験できないものがあったようです。

「お父さん、ピアノかバイオリンやりたい!」と小学3年になる娘さんが訴えていました。
この家族との出会いを通して、音楽文化が私たちの生き方に訴えるものが大きく、毎日の生活に欠かせないものではないかと強く感じています。

第1回から演奏の機会を経験してみて、ステージで演奏した8楽団の方々は年老いても益々演奏活動に喜びを感じ、それぞれの地区での音楽活動に休むことなく励み、且つ心身共に充実しているのではないでしょうか。
私も各楽団の方々とふれあい、音楽を通して交流を深めて行く機会が得られました。
事務局を背負っている人たちのご苦労には頭が下がる思いです。

第4回以降も参加楽団が増えると思いますが、やはり質の高いアンサンブルを構築し、ひとりひとりが楽器に真剣に取り組むことの大切さを、私自身の体験から感じています。
発表となると年老いているからといって聴く人は許してくれないのではないでしょうか。今回の第3回大会は各楽団、質の高い演奏だったと思います。私自身、これからの人生の音楽活動の中で、合奏や合唱が欠かせないものになっています。
来年の演奏会に向けて日々努めて行きたいと願っています。

  足立シルバーアンサンブル 副会長 吉沢 正治(「ひびきあいVol.19」より引用 ) 


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