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第2回シニアアンサンブル全国大会レポート(「ひびきあいVol.13」より抜粋 )

● 平成13年5月27日(日)
● 杉並公会堂 14:00開演
● ご来場客:800名
● 出演:9団体、8ステージ、出演者180名
 足立シルバーアンサンブル、宇都宮シルバーアンサンブル、墨田シルバーアンサンブル、杉並サニーサウンズ、
 シニアアンサンブル横浜、杉並スイングノーツ、リードフレンドマリーネ、夢奏会、アンサンンブルポニーかつしか

参加者総勢180人記念撮影


旧友と50年ぶりの再会
音楽がもたらしたもう一つの感動

全国大会を目指して準備を始めたのはこの春頃だったと思います。
出演するに当たって宇都宮らしさを出せるよう、野口雨情の終焉の地に因んだ「雨情メドレー」を中心に、多様な楽器を生かし、歌も入れて楽しいステージになるようにしました。

5月27日、いよいよ大会当日、2度目の参加とはいえ、大舞台を前にして朝から緊張感が漂う中、応援の人たちも交えて7時21分発新宿駅直行の特急「おはよう栃木」で出発。
新宿駅で乗り換え、雨の舗道を歩いて9時45分に無事到着。
既に会場には実行委員やボランティアの方々が準備をしてくださっており、3階の控え室でホッと一息。その後リハーサルに備えて楽器の音出しを行い、10時50分頃からリハーサルに参加しました。

初めてのステージは何かと不安が多いものです。
時間をかけて楽器の配置や音響テスト、マイク位置まで希望を聞き入れて対応してくださったステージ係の皆様に改めて感謝申し上げます。
本番ではステージの準備に大わらわで、司会者からどのように紹介されたか聞き取れず、ダブった説明をして時間を長引かせてしまったのではと思います。
できれば事前にアナウンス原稿を見せていただけると演奏も進め易かったと思います。

今回はご高齢にも拘らず、高木東六先生がピアノを演奏してくださり、多くの人に深い感動を与えました。
次回も是非元気に登場していただきたいと願う一人ですが、ピアノをじっくり聴かせて欲しかったとの声も多く聞かれました。

私事で恐縮ですが、今回出演できたお陰で私には望外の喜びがありました。
それは旧友との50年ぶりの再会です。
私の出演を知って同級生数名が会場に駆けつけてくださり、開演前に感激の再会を果たせたことです。
そればかりでなく短歌を添えた手紙を頂戴しました。
その一部をご紹介します。

前略 会いたかった、やっと会えた、そして優しかった友は今、好々爺(失礼。)少しも変わっていない、その優しさにホッとする。
アンサンブルは本当に素晴らしかった。
感動の嵐が体の中を駆け巡る。
平成13年5月27日、この日は私にとって歓喜の一日となりました。
本当に有り難うございました。
歌の「た」の字にもならないものですが、この日の感動を述べてみましたので、お笑いください。

   コンサート 友の優しさ曲にのり 涙こぼれて 頬に止まらず
   感動の 嵐からだを駆け巡り コンサートの音 場内を圧す
   友の指揮 雨情メドレーぞくぞくと 赤い靴には ついに慟哭

もう一人の友人は翌週わざわざ拙宅まで訪ねてこられ、子供の頃の思い出と共に50年の来し方を忘れて話し込みました。
素晴らしい出会いを与えてくれた杉並公会堂のステージ、そしてお世話になった皆様に感謝を申し上げ、拙文を閉じます。

Report by 宇都宮シルバーアンサンブル 鈴木 基司 (「ひびきあいVol.13」より引用 ) 


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