令和元年5月25日(土) 成田国際文化会館 大ホール
平成25年9月に創立した「青空」は昨年9月に満5年を迎え、5周年記念と銘打った第4回定期演奏会を令和1年5月25日に行いました。
前日夕刻から全団員一同が会場・舞台の設営にあたり、その後の練習で音を確かめるように。明くる当日は五月晴れを通り越す快晴となりましたが、午前中のゲネプロでの演奏はあちらこちらに課題を露呈しつつ。でも、底を打ったあとの方向はすべて上向き、そう信じつつ念じつつ、といった気持ちでした。
13:30、ステージマネージャーからフロア・マネージャーに開場の指示が出ると、観客が場内に入り始め、次第に増え、最終的に今回は400名ほどの入場者数となりました。
そしていよいよ開演時間。成田市長にいただいた軽妙なお言葉にわたしは心が落ち着き、演奏に入ることができました。
くるみ割り人形組曲の「行進曲」の始まり、わたしの楽器はギターでやっぱり出だしがむつかしく、ピアノのリズムにくっつきながら、それに続く「ドナウ川のさざなみ」と2曲のクラシック曲を終えるころには弦をはじく指もすっかり落ち着いて。
ミュージカル・キャッツより「メモリー」、日本のポップス「恋の季節」の2曲を連続して演奏。
続く「学生時代」は団員二人のリードでご来場の方々に歌っていただきました。どこかマイクが不具合だったようですが、会場の皆様の歌声はこの歌が昭和39年に流行した当時の歌声喫茶を上回るものだったに違いありません。
続くは今回の目玉の一つ、毎回の定期演奏会の演奏曲から1曲づつ選んだタンゴです。
第一回定期演奏会より「ラ・クンパルシータ」
第二回定期演奏会より「夜のタンゴ」
第三回定期演奏会より「碧空」
こうして第一部を終えると、暗転した舞台では第二部に備えてピアノを前に出し、指揮台を後ろに下げる作業となりました。そして、休憩ののち、第二部です。
衣装も変わりました:
女性団員は、第一部の各色ブラウス+黒スカートから、第二部はロイヤルブルーの上下に、
男性団員は、第一部の黒ワイシャツ+黒ズボンから、第二部は黒のスーツに蝶ネクタイへと。
そうして、司会が第二部の最初の曲「ラプソディ・イン・ブルー」の紹介をすると、第二部主役のソロピアノさんが白いドレスをまとい、指揮者を従えるように舞台中央に進み、入場の皆様にお辞儀するに至って気分は一挙に高まりました。一曲目を終えて舞台袖に下がったピアノさんには多くの拍手が寄せられ、再度舞台上に。
第二部の2曲目は本日の超目玉、チャイコフスキー作曲「ピアノ協奏曲第一番、第一楽章」。第二部の2曲はいずれも指揮者先生の編曲によるものです。難しくもありながら、演奏することの楽しさも感じられる、そんな気持ちで演奏を終えました。
ソロピアノさんに向け、たくさんの拍手が寄せられ、ピアノさんと指揮者先生に花束が渡されました。
「瀬戸の花嫁」「コーヒールンバ」の2曲をアンコール曲として演奏し、(局地的にはさまざまありながらも)無事、演奏会を終えることができました。
この場をお借りし、後援、協賛をいただきました各位・各社、ご来場いただきました皆様、ご協力をいただきました各位に、厚く御礼申し上げます。
成田シニアアンサンブル青空
広報担当 寺町秀雄
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